最終糖化生成物(AGEs)
AGEsとは最終糖化生成物(Advanced Glycation End Products )、つまり体の細胞や組織を作っているタンパク質と「体内の余分な糖」が結びついてできた物質のことです。強い毒性を持ち「老化」を進める原因物質となるだけでなく、蓄積したAGEsは体のさまざまな部位で健康を侵します。
最近の研究報告をみると、糖尿病をはじめ骨粗鬆症、認知症、筋肉減少症(サルコペニア)など、さまざまな疾患の患者にAGEsの増加が認められることが分かります。しかし、このAGEsを積極的に増加を抑制したり、減少させたりする合成薬はまだありません。ところで、タンパク質と糖の結合物がAGEsなので、血糖値が高いほどAGEsの蓄積は促進されます。特に糖尿病の場合、血液中の糖と赤血球のタンパク質とが結合したものはHbA1cと呼ばれ、AGEsの一つと考えられますが、合成薬では副作用なくHbA1cを確実に低下させるものはありません。このような状況の中、「サラシア根」と「ザクロの花」は3ケ月や半年程度でHbA1cを低減させてくれることがこれまで分かっています。さらに、より手軽に毎日摂取でき、古くからの食経験のある天然物を研究する中で、リンゴジュース圧搾残渣とローズマリー葉エキスの混合物にAGEsの抑制効果が期待できることが分かりました。これは、この混合物が糖尿病の入口に位置するインスリン抵抗性の発症を顕著に抑制することで血糖値の上昇を抑えることによる作用だと言えます。もともとこの混合物は筋肉減少症(サルコペニア)を改善できることが分かっていますが、AGEsの蓄積抑制と併せて、漢方で言われる「未病」を治す天然物群だと言えます。また、青蘘(胡麻の葉)も食習慣に取り入れてもらいたい素材のひとつです。食養生を大切にしながら、血管と血液の老化の抑制を「AGEs増加の抑制」という面から考えてみてはどうでしょうか。
AGEsが体内に蓄積される2つのしくみ

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