精製された食品原料や加工食品の増加は、人の歯や咀嚼するという作業や機能を低下させてきています。それ由来の病気の原因というものが、あまり問題とされないのは不思議な気がしますので、注意を喚起したいと考えました。
最近の食事内容は、どれも2~3回咀嚼すると食道に入っていくものばかりだと思いませんか。唾液はほぼ中性です。唾液を多く分泌させる事は歯周病菌やむし歯菌の生育を阻害し、口臭の発生源を洗浄してしまいます。唾液中にはパロチンというホルモンや消化酵素も含有されています。パロチンは抗老化のホルモンと言われ、骨粗鬆症を予防するカルシウムの吸収促進効果も知られています。人の歯の構造からしても十分咀嚼して粥状になったものを胃に送り段階的に分解されて吸収される必要があります。
今、食品由来のアレルギーが問題となっています
大豆や小麦の蛋白質が原因でなる人もいます。卵白は古くからよく知られたアレルギー源で、卵アルブミンは実験的にアレルギーを惹起させる試薬にもなっているくらいです。大豆たんぱくも完全に分解されると多数のアミノ酸になり吸収され体の機能の維持に活用されますが、完全に分解されない数種のアミノ酸の結合したオリゴペプチドはアレルギーの原因となります。食物繊維の多い食品をじっくり咀嚼する余裕のある欧米の様なライフスタイルが必要です。但し欧米食を薦めているのではありません。
50歳を越えた女性に高コレステロール血症が多く見られます
女性の加齢と関係ありますが、これを無理なく医薬品に依存しないで正常値にする天然物は食物繊維です。
コレステロールは腸肝循環といって、肝臓→胆汁→十二指腸→小腸→肝臓と再吸収され排泄されません。日頃から食物繊維の豊富な食品を摂っていると、小腸でコレステロールがこの食物繊維に吸着され、体外へ排泄されてしまいます。
合成の医薬品には高コレステロール血症剤があります。しかし、すべて副作用が知られています。食物繊維の有効性として腸内善玉微生物への作用について注目されています。癌や免疫系に対して善玉微生物の腸内での増加は有効とされています。善玉微生物の腸内での優位状況は、便秘や食中毒のみならず皮膚や体全体を健康に維持するのに重要(プレバイオティクス)と少しづつですが科学的に解明されてきています。未だ十分には解明されていませんが、しかし食物繊維の補給は大切です。1日20~25gの食物繊維が必要で、リンゴ7~8個分くらいになります。 野菜・果実・海藻・雑穀・ナッツを広く摂取することは重要です。
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